【空室対策】ホームステージングって?効果や方法を解説

賃貸物件のオーナー様にとって、「空室」は最大の敵。ご所有の物件が空室にならないため・空室期間をなるべく短くするために様々な方法をお考えかと思います。
そこで今回は、空室対策の一つ「ホームステージング」について解説いたします。

空室対策の方法

まず、空室対策とは「賃貸物件に空室を作らないために、オーナー様が行う様々な対策」のことです。
空室対策には大きく分けて2種類あり、

①「現状空室の部屋になるべく早く次の入居者に住んでもらう対策」=空室期間を短くする
②「入居者になるべく長く入居してもらうための対策」=長期入居してもらう

賃貸経営をするうえで、どちらもとても重要な項目となります。

具体的にどのような空室対策があるかというと、
無料インターネットの導入や、オートロックなどのセキュリティ面の強化、リフォーム・リノベーション、共有部の清掃なども空室対策に含まれます。

数十万かかるものから0円で行えるものまで、それぞれ費用や効果は様々ですが、今回はその中でも①の空室期間を短くするための対策のひとつ、「ホームステージング」について解説いたします!


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ホームステージングって?

ホームステージングと聞いて、聞き馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。
ホームステージングとは、home(=家)staging(=演出する)という意味です。

空室のお部屋に、家具や家電などのインテリアをコーディネートして配置し、ここでの生活をイメージしやすくすることで物件の魅力を生かす手法です。
ホームステージングはアメリカで40年ほど前に生まれ、近年は日本でも売買物件や賃貸物件に導入が進んでいます。

家具や家電を配置すること、と聞けば実際に行ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
観葉植物などの小物を配置することも含まれます。

入居者のターゲットに合わせ、家具や小物を配置することで入居促進=空室対策につながり、非常に高い空室対策効果が期待できる方法でもあります。

人口減少に伴い、空室率が増加しているいま、不動産業界は「借り手市場」です。
今までは、空室になってもすぐに入居が決まっていた部屋でも、なかなか入居が決まらなくなる可能性も十分に考えられます。

オーナー様ができる空室対策として、ホームステージングは新たな一手になるのではないでしょうか。

ホームステージングの効果

入居希望者にとって、部屋の第一印象は非常に重要です。

内覧の際、部屋に訪れたときの印象は、ホームステージングをしているかどうかでまったく異なります。
ホームステージングをしていない状態の部屋だと、実際にこの部屋に住むイメージが湧きづらく、ご自身で持っている家具などが置けるのかどうかも想像しにくいです。
しかし、ホームステージングした部屋であれば、新生活をイメージしやすく、この部屋に住みたい!という気持ちにつながりやすくなります。

一度に複数部屋内見をしている場合でも、ホームステージングしてあるお部屋であれば記憶にも残りやすく、最終的に入居につながる可能性も高くなるのではないでしょうか。

一般社団法人日本ホームステージング協会「ホームステージング白書2021」では、ホームステージングに関する様々な調査を行っており、その中でも賃貸物件に関してのホームステージングの結果についていくつかご紹介いたします。

【ホームステージングを行った賃貸物件に対して、問い合わせ数の影響】

大幅に増えた・少し増えたと回答した方が、全体の約7割を占めています。ホームステージングを行った部屋の写真を募集サイトなどに掲載することで、問い合わせ数の増加につながっています。ホームステージングによりコーディネートされた部屋の写真を使用することで、実際に部屋を見てみたいと思わせる効果があります。

【ホームステージングを行った賃貸物件に対して、内覧時間の影響】

こちらも、大幅に増えた・少し増えたと回答した方が全体の約6割を占めており、ホームステージングを行うことで、実際に自分が住む際のイメージが湧きやすいため内覧の時間も長くなる傾向にあります。内覧の時間が長くなることで、内覧者の記憶に残りやすく、結果的に入居につながる可能性が高くなります。

【ホームステージングは効果があると思うか】

非常に効果があった・少し効果があったと回答した方が全体の約9割を占めていることから、ホームステージングがいかに効果的な空室対策であるか分かります。

(参照)一般社団法人日本ホームステージング協会「ホームステージング白書2021」

効果的なポイント

実際にホームステージングを行うには、どこの部屋にどのような家具を設置するべきかが重要になります。
先ほどと同様に、一般社団法人日本ホームステージング協会の調査からホームステージングする場所の重要度に関しての調査結果から、リビングが最も重要であると考えられます。


※上位5位のみ掲載
(参照)一般社団法人日本ホームステージング協会「ホームステージング白書2021」

一日で一番長く過ごす場所であるリビングに家具が設置されていれば、より生活のイメージが湧きやすいでしょう。
2位の玄関は、部屋に入った瞬間の第一印象を決める場所であるため、重要視されています。スリッパや下駄箱の上に観葉植物などの小物を設置することで、お部屋の雰囲気や清潔感を与えられる場所になります。

ワンルームの場合

1Rや1Kなどの単身者向けの物件の場合、部屋数が少ないため、ターゲットを絞って家具選定をすることをおすすめします。大学の近くであれば学生向けの流行りを取り入れたデザインや、サラリーマンが多いアパート・マンションの場合はリモートワーク用のデスクを設置するのもいいでしょう。

ターゲットをしっかりとしぼることで、入居のイメージが膨らみ、ライバル物件との差別化につながります。

ファミリー物件の場合

ファミリー物件の場合は、リビングに家族で使えるようなダイニングテーブルの設置などをおすすめします。また、テーブルやテレビ台、ソファーなどをしっかりとレイアウトを考えたうえで設置することで、入居希望者が生活をイメージしやすくなるのでとても効果的です。くわえてキッチン周りに力をいれることで、さらなる入居率アップにつながるでしょう。

複数部屋がある場合、すべての部屋に家具を設置するのは大変なので、大きな家具を入れるのはリビングだけにして、カーテンだけは全部屋設置するのもいいでしょう。それだけでもイメージはかなり変わります。

ホームステージングを行うには

実際にホームステージングを行うには、いくつか方法があります。

  1. オーナー様ご自身で手配する
  2. ホームステージング業者に依頼する
  3. バーチャルホームステージングを利用する

一般的にオーナー様ご自身で手配されるケースが一番多いかと思いますが、実際に家具の選定・設置やレイアウトなど、ご自身ですべて行うのはなかなか難しいかと思います。
最近は、ホームステージングを専門に行っている会社も増えてきており、プロにお任せするのも一つの手です。
家具の選定、室内のデザインから組み立て・撤去まで全て行ってくれるため、オーナー様の手は煩わせません。一方で、費用はご自身で手配するよりも高額な場合が多いです。

さらに、最近注目されているのが、バーチャルホームステージングです。
室内に実際に家具を設置するのではなく、バーチャル上でCGの家具や小物を配置し、空間をより魅力的に「演出」することで反響率や成約率を上げる画期的な方法も注目を集めています。
実際にお部屋に家具を設置するホームステージングよりも低コストで、その集客力や費用対効果の高さなどが話題となっています。

まとめ

今回は、空室対策の一つであるホームステージングをご紹介しました。従来の家具・家電を設置するホームステージングだけでなく、バーチャルホームステージングなどを利用してその物件にあった空室対策で満室経営を目指しましょう。
イエスリノベーションでは、賃貸物件専門の空室対策リノベーションを行っています。室内に入った瞬間の第一印象をガラッと変えるデザインリノベーションを行ってみませんか?
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