【事例多数】室内に洗濯機置き場を作ったリフォーム事例をご紹介

賃貸オーナーのあなたへ──「目立たない設備」が空室・入居率を左右する⁉

「なかなか入居が決まらない」「他物件と競合すると必ず負ける」
オーナー様からいただく声の中で、こうしたお悩みは特に多いものです。

その原因は物件の立地や賃料だけとは限りません。

設備仕様や間取りの“ちょっとした改善”が入居率を大きく左右するケースが多くあります。

 

その中でも、室内洗濯機置き場は、近年ますます「必須設備」のひとつとして認識されつつあります。

大手賃貸情報サイトの設備ランキングでも、室内洗濯機置き場は常に上位にランクインしており、入居希望者が物件を選ぶ際の重要なチェックポイントになっています。

 

とはいえ、「ベランダしか設置場所がない」「配管の構造がわからない」「コストが見えない」など、導入をためらうオーナー様も多いのが現実です。

本記事では、ベランダ→室内への移設や、室内への新設を実現した4つの具体的なリフォーム事例をもとに、

  • それぞれの工事内容と工夫点

  • リスク・注意点

  • どのような物件にどのパターンが適用できるか

を解説していきます。

まずは、最も採用例の多い「ベランダ→キッチン横」パターンの事例からご覧ください。

 

※イエスリノベーションでは賃貸物件に入居されている方からのご依頼では工事できませんので、あらかじめご了承ください。

 

室内に洗濯機置き場を作るための詳しい工事内容やリフォーム価格の相場については、こちらの記事でご紹介しております。

あわせてご覧ください!

賃貸ワンルームマンションの室内に洗濯機置き場をリフォームするには?

 


 

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第1事例:マンション(1K) – ベランダからキッチン横へ移設

物件概要

  • タイプ:マンション

  • 間取り:1K

  • もともとの洗濯機置き場:ベランダ

 

ビフォー・アフター

Before:ベランダに洗濯機設置 → 天候影響・設置見た目マイナス

 

After:室内キッチン横に洗濯機設置 → 見た目・利便性アップ、入居希望者からの評価向上

 

課題背景と改善ポイント

ベランダ設置は風雨・紫外線で洗濯機が劣化しやすく、また盗難リスクもあります。

屋外設置だと見た目・メンテナンス性もマイナス印象となりがちです。

オーナー様から「できれば室内に洗濯機置き場を移設したいが、配管・スペースは大丈夫か?」というご相談を受け、ご提案・施工したのがこのパターンです。

 

工事の流れと工夫点

  1. 配管ルートの確保
    キッチンから給水・排水を分岐させる設計を行いました。配管の接続ルート・勾配・メンテナンス性を重視し、将来の故障や修理も視野に入れた設計を採用。

  2. 冷蔵庫スペースとの兼ね合い
    もともと冷蔵庫を置いていたスペースを洗濯機置き場に転用。冷蔵庫は別途コンセントを増設して隣接配置に。生活動線を妨げず、住みやすさを保つ配置調整がポイントです。

  3. 工期・コスト調整
    限られた予算内で実施できるよう、材料選定・配管の簡略化(ただし耐久性重視)を図りました。

 

第2事例:アパート(1K) – 玄関の土間からキッチン横へ移設

物件概要

  • タイプ:アパート

  • 間取り:1K

  • もともとの洗濯機置き場:玄関の土間部分

 

ビフォー・アフター

Before:玄関の土間に設置。動線が狭く、印象も暗い。

 

After:キッチン横に洗濯機を移設。玄関スペースが広がり、生活しやすい間取りに改善。

 

課題背景と改善ポイント

もともとこのお部屋では、玄関の土間に洗濯機を設置していたため、入居者の生活動線を大きく妨げていました。

土間は靴の脱ぎ履きや荷物の搬入などで毎日必ず通る場所。そこに洗濯機があると、

「通るたびにぶつかる」「生活導線が窮屈に感じる」など、日常的なストレスの原因になります。

 

特に1Kの単身者向け物件では、“狭さ”をどう感じさせないかが入居の決め手になるポイント。

このため、玄関まわりをできるだけ広く保ち、使いやすい動線を確保することを重視しました。

 

工事の流れと工夫点

  1. 洗濯機置き場の移設先を選定
    キッチン横の壁面スペースに新たな置き場を確保。既存の給水・排水管を分岐できる位置のため、大掛かりな配管工事を避けられる点も大きなメリットでした。

  2. 配管・給排水の確保
    キッチン下から給水・排水を分岐し、床下を通して配管を整備。見た目にもすっきりとした仕上がりで、清掃・メンテナンスも容易になりました。

  3. 狭小スペースへの対応
    洗濯機置き場の幅は限られていますが、一人暮らし用の洗濯機サイズであれば十分に設置可能な寸法に設計。周囲の壁や扉の開閉にも干渉しないよう、細かく寸法調整を行いました。

 

施工結果と反響

限られたスペースながら、給排水の取り回しと動線の工夫で、使いやすいレイアウトを実現しました。

オーナー様からも「玄関まわりが広くなって動きやすい」「室内で洗濯できて安心」と好評をいただき、内見時の印象アップにもつながった成功事例です。

 

第3事例:マンション(3DK) – ベランダから脱衣所へ移設

物件概要

  • タイプ:マンション

  • 間取り:3DK

  • もともとの洗濯機置き場:ベランダ

 

ビフォー・アフター

Before:ベランダに洗濯機を設置。屋外での操作が不便で、劣化リスクもあり。

 

After:脱衣所に新たな洗濯機置き場を新設。洗面化粧台も交換し、機能性・清潔感のある空間に改善。

 

課題背景と改善ポイント

こちらの物件でも、もともとはベランダに洗濯機置き場が設置されていました。

屋外設置の場合、雨風や直射日光による洗濯機本体の劣化リスクが高いだけでなく、入居者にとっても「屋外での操作が不便」「冬場は寒くて使いにくい」といった不満につながるケースが多くあります。

 

幸い、このマンションでは脱衣所に十分な空きスペースがありました。

そのため、配管の取り回しを最小限に抑えつつ、脱衣所内に新たな洗濯機置き場を設けるプランをご提案。

同時に、洗濯機横の洗面化粧台も新品に交換することで、使いやすく清潔感のある空間へと一新しました。

 

工事の流れと工夫点

  1. 給排水ルートの確保
    脱衣所の床下構造を確認し、浴室・洗面台の排水ルートに接続。大きな解体をせずに設置できるよう、既存の配管系統を最大限活用しました。

  2. 空間設計と配置
    洗面化粧台の横に洗濯機パンを設け、洗濯〜干す〜収納までの動線がスムーズになるように配置。生活動線を意識した“実用重視のリフォーム”です。

  3. 設備更新による付加価値アップ
    洗面化粧台を新調し、脱衣所全体を明るい印象に。古い洗面台が残っているよりも、「リフォーム済み」の印象が強く伝わるため、入居者の第一印象にも好影響を与えます。

 

施工結果と反響

室内に洗濯機を移設したことで、生活動線の効率化と快適性が大幅にアップ。

「洗濯・脱衣・身支度を1か所で完結できるのが便利」と、内見時の反応も非常に良く、入居スピードの向上にもつながりました。

同じ3DKでも「洗濯機置き場が室内にあるだけで印象がまったく違う」と、オーナー様にも大変ご満足いただいた事例です。

 

第4事例:マンション(3DK) – 脱衣所からキッチン横へ移設

物件概要

タイプ: マンション
間取り: 3DK
もともとの洗濯機置き場: 脱衣所(旧式二層式対応)

 

ビフォー・アフター

 

Before:脱衣所に旧式の洗濯パンがあり、現行サイズの洗濯機が設置できなかった。

 

After:キッチン横に新しい洗濯機置き場を設置。脱衣所には独立洗面化粧台を設け、機能性と快適性がアップ。

 

課題背景と改善ポイント

こちらの物件は、浴室やトイレのそばにある脱衣所スペースに洗濯機置き場がありました。

しかし、設置されていた洗濯パンは昔主流だった「二層式洗濯機」専用サイズで、現在の一般的な全自動洗濯機を置くことができない状態でした。

 

このような古い設備は、内見時に「洗濯機が置けない」と敬遠される要因にもなり、入居率に影響する可能性があります。

 

そこで今回は、洗濯機置き場を脱衣所からキッチン横へ移設するプランをご提案しました。

キッチン周辺は給水・排水設備が近いため、配管ルートを短く確保でき、工事コストを抑えながら効率的に移設が可能です。

 

また、もともと洗濯機を設置していた脱衣所スペースには、新しく独立洗面化粧台を設置

これにより、洗面スペースの使い勝手を改善し、より生活動線の良い間取りへとリフォームしました。

 

工事の流れと工夫点

  1. 配管ルートの最適化
    キッチンの給排水ラインを活かし、床下への大掛かりな工事を避けつつ設置を実現。
    既存設備を活用したことで、工期を短縮しコストも抑えることができました。

  2. スペースの有効活用
    キッチン横の限られたスペースに収まるよう、洗濯機パンの位置とサイズを慎重に調整。
    独り暮らし用の洗濯機が無理なく収まる寸法で、動線を妨げないレイアウトを実現しました。

  3. 機能性と見た目の両立
    脱衣所には新しい洗面化粧台を設置し、水回り全体の印象を明るく一新。
    設備更新によって「清潔感」と「リフォーム済み」の印象を強く打ち出すことができました。

 

施工結果と反響

洗濯機置き場をキッチン横に移動したことで、標準サイズの洗濯機が問題なく設置できるようになり、生活の利便性が向上。

また、脱衣所の印象が明るくなったことで、内見時の第一印象も改善されました。

オーナー様からも「生活動線が自然」と好評をいただき、「空室対策に直結したリフォーム」と高く評価いただいた事例です。

 

室内に洗濯機置き場を作る際の注意点と成功のポイント

近年、全国賃貸住宅新聞が発表している「入居者に人気の設備ランキング」でも、室内洗濯機置き場は毎年上位にランクインしています。

いまや“あって当然”の設備といえるほど、入居者からのニーズが高いポイントです。

 

ただし、安易に「置けそうだから」と設置してしまうと、水漏れや排水不良、設置トラブルなどが発生し、後々のトラブルにつながることも。

最後に、室内に洗濯機置き場を新設する際の注意点を解説します。

 

1. 給水・排水経路の確認は必須

洗濯機を設置するには、当然ながら「給水」と「排水」が必要です。

給水は比較的取り回しが容易で、既存の蛇口付近から分岐して配管を引くケースが一般的です。

 

問題は排水経路です。
排水は“勾配(こうばい)”が取れていないと水が流れません。

つまり、洗濯機置き場の位置が最も高く、排水が流れ込むマンションのパイプスペース(PS)などが最も低くなるような構造になっている必要があります。

 

しかし、このパイプスペースの位置は見た目では分かりにくいため、位置が遠い場合には床を上げるなどの工事が必要になることもあります。

「脱衣所やキッチン横に作れるかどうか」は、実際に床下を確認してみなければ判断できません。

ポイント
排水勾配や配管ルートは専門的な知識が必要です。
現地調査で配管経路を正確に確認してくれるリフォーム業者に依頼するのが安心です。

2. 設置スペースと搬入経路の確保

もう一つの重要なポイントは、洗濯機の設置スペースと搬入経路の確保です。

一般的な洗濯パンのサイズは「約64cm×64cm」。

スペース的には足りていても、実際にその場所まで洗濯機を運び入れられるかどうかが問題になります。

 

また、近年はドラム式洗濯機など大型タイプを使う入居者も増えています。

扉の開閉スペースや上部の給水ホース取り回しも考慮しなければ、「設置できない」「使いづらい」といったクレームにつながる可能性があります。

チェックしておきたいポイント

  • 洗濯パンのサイズ(64×64cm以上あるか)

  • 通路の幅・搬入経路

  • ドラム式でも設置できるか

  • コンセントや給水栓の位置

リフォーム前に、実際に洗濯機を置いたときのイメージをしておくと安心です。

 

3. 室内洗濯機置き場の設置で物件の価値が上がる

洗濯機置き場を室内に設けることで、物件の印象は大きく変わります。

「ベランダ置き」「共用部置き」では敬遠されがちな物件でも、室内に設置できるだけで成約率が大幅に上がるケースが多いです。

 

入居者にとっては、

  • 天候を気にせず洗濯できる

  • 夜でも安心して洗濯できる

  • プライバシーが守られる
    といった安心感や快適性につながります。

 

ただし、洗濯機置き場だけを新設しても、内装や水回りが古いままでは「ちぐはぐな印象」を与えてしまいます。

他の部分も合わせてリノベーションすることで、より高い集客効果が期待できます。

 

万全の空室対策で「選ばれる物件」へ

洗濯機置き場の新設は、あくまで“空室対策の第一歩”です。

入居者が長く住みたくなる物件をつくるためには、

  • 内装デザイン

  • 動線の使いやすさ

  • 設備バランス
    などを総合的に見直すことが重要です。

「どこを直せば反響が増えるのか」を明確にした上で、戦略的なリフォームを行うことが、満室経営への近道です。

 

賃貸専門のデザインリノベーションで差をつける

イエスリノベーションでは、賃貸物件に特化したデザインリノベーションをご提案しています。

洗濯機置き場の新設をはじめ、水回り動線の改善や空間デザインまで、オーナー様の物件価値を最大限に高めるプランニングが可能です。

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※洗濯機置き場新設のみの単独工事は承っておりません。
パッケージ工事+オプション工事としての対応となります。

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室内洗濯機置き場のリフォームで入居者満足度アップ!

室内洗濯機置き場は、賃貸の基本設備として必須レベルにまで重要度が上がっています。

入居者目線を意識したリフォームを行うことで、空室リスクを下げ、賃料アップや長期入居にもつながります。

 

室内全体のデザインリノベーションと併せて、洗濯機置き場の設置をご検討ください。

「選ばれるお部屋づくり」は、ここから始まります。

  

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